CyberAgent Legit
FISHBOY

――D.LEAGUE(Dリーグ)について伺います。
Dリーグは現在16チームが属しています。ひとつのステージで2チームがダンスの作品を見せ合い どちらが優れていたかを判断され、勝敗が決まります。今シーズンから2ブロックに分かれブロックごとに総当たりで競い、各ブロックの上位3チームずつ計6チームが最終決戦であるCHAMPIONSHIPに進出。そこでもっとも勝ったチームが優勝するというシステムです。ただ、どちらが優れているかというのは人々の主観でしかありません。そこでダンスをスポーツ化したことがひとつの試み。その上で作品自体の芸術性が残されているところがとても面白いと思います。サッカーや野球などははっきりと点数で勝敗が決まりますが、それとは異なる楽しみ方ですね。「私はこのチームが負けたとは思わない。こちらが勝ったと思う」という意見もあるでしょうし、尊重されるべきだとも思います。映画のように感想の自由度が高いです。それがDリーグの楽しさではないでしょうか。
――ダンスに詳しくなくとも楽しめるでしょうか?
ルールや審査方法、技術的な知識がなくてもまったく構いません。観客のみなさんにはどちらがカッコよかったか、純粋に楽しんでもらえればいいなと思います。直感で「カッコいい、スゴイ!」と思えるか。そう感じたメンバーのファンになってもらえれば嬉しいですし、両方のチームに声を上げてもらってもよいのです。選手自身が作品なので、それに対して気持ちを乗せていくとより楽しめるはずで、直感と気持ちを信じてぜひ叫んでください。誰かのファンになって“推す”ことも楽しめる要素のひとつかもしれませんね。
――CyberAgent Legit(サイバーエージェント レジット)はどのようなチームですか?
ひと言で「ダンス」と括られていますが、実は様々なジャンルがあります。ヒップホップやロック、ボーグと呼ばれるものなどがあり、チームによって持ち味が異なります。たとえばブレイキン一色のチームもあれば、女性だけのチームもあります。そのなかでもレジットには各ジャンルのエキスパートたちが集まっています。それぞれの得意分野だけでなく、すべての面でのスキルが非常に高いです。料理でいえば寿司職人もいれば、フレンチやイタリアンのシェフもいる。誰かが中華料理を食べたいと言えば、レジットでは全員が一流の中華料理を作ることができる。 そこまで個々のスキルを高めています。チームワークを成り立たせた作品のクオリティは高いですし、幅も広い。それがレジットの強みです。
――注目の選手は?
全員ですが、ひとりに絞らなければならないとすればTAKUMIですね。チームを支えるリーダーで、言動もすばらしいです。Dリーグが誇るダンサーだといっても過言ではないぐらい。インタビュー時に発する言葉もぜひ聞いていただきたいですね。
――ダンス「だけ」ではない?
レジットにはプロフェッショナルを大事にするカルチャーがあります。スキルフルでアーティスティックな表現を追い求めるだけではなく、みる人に本当にワクワクしてもらいたい。自分たちの能力をどのように発揮すればみなさんに喜んでもらえるか、エンターテイナーとして社会に貢献できるか、その考えが常にベースにあります。そうすると、やはり人間性が重要になるんですね。エンターテインメントとして楽しんでいただけるように、私たちはたとえば毎日SNSで発信を続けています。チームの公式SNSでは試合の前には作品に関わるようなティザー映像を公開したり、メンバーそれぞれの個性が知れる投稿もしています。先週試合に出ていたダンサーが今日は渋谷でオムライスを食べていた……だとか、昨日は屋久島に行っていたみたいだけれど……だとか。そのような情報や背景に触れることでチームやメンバーにより親しんでもらえると思いますし、ダンスをみる楽しみも増していくと考えています。

――ご自身もダンス経験が豊富ですがディレクターとしての思いは?
私自身がなぜDリーグに参加したかというと、若いメンバーを輝かせるディレクターという立場にとても惹かれたからです。私個人としては日本中のみなさん全員に踊ってもらいたいと思っているんですね。ただ、人が何かを始めるきっかけというのは、30~40歳代であれば「痩せるために」だとか「コミュニティに参加したい」と、まずは環境やメリットを考えると思うんです。けれども10~20歳代は「夢」で始める。「あの人みたいになりたい」と、そんな夢を持ってもらうために、彼・彼女たちより少し上の世代の背中を見せなければならない。二十代のメンバーが輝かなければ意味がないと考えていたからです。
――みて楽しむだけでなくDリーグは子どもたちの目標にもなる。
ダンスを頑張っている十代にとっては絶対に目標にできると思います。それに今の中高生にとって「青春している大人たち」というのは意外に触れる機会が少ないものです。少し年上のお兄さん、お姉さんがすごく輝いてダンスをしている。競技であり、エンターテインメントであり、アートでもある。その全部がDリーグのステージにはあります。「あ、こういう青春って大人になってもできるんだ!」と、ワクワクしながらみて、感じて、自らも輝く大人になっていく。そういった機会が与えられるように最高峰のクオリティをお見せしたいといつも思っています。

――日本中に広めたいというダンスの魅力とはどのようなものでしょうか?
たとえば60歳を過ぎた方であっても、踊ってみたいなと思ったらその日から踊れますよ。テレビや誰かの真似でもいい、盆踊りでもいい、なんでも自由に踊ってみていい。ダンスは老若男女、国内外、言語も超えて楽しめるコンテンツなんです。それに誰かと同じ空間、同じ時間を過ごすことでコミュニケーションが生まれることも魅力です。 Dリーグをみて「ちょっと踊ってみようかしら」と思っていただけたらすごく嬉しいですね。
――Dリーグは今シーズンから2リーグ制になり、会場も新たにTOYOTA ARENA TOKYOで開催されています。ダンスを見る以外にも楽しめることはあるでしょうか?
今シーズンもダンサーのトレカを配布し、それを交換できるエリアも設けられています。もし推しができれば、他のファンの方々、知らない方たち同士で交流し、コミュニケーションがとれると楽しいですよね。また、2リーグ制になったことで、その日に試合のないメンバーも登場し、ハーフタイムショーといった競技以外で楽しめるコンテンツもあります。混雑を避けてオンラインで手軽にグッズを購入することもできますし、Dリーグ全体の華やかな演出にも注目してほしいですね。

――推し活のような楽しみ方もできると。
レジットの今シーズンは、Dリーグ以外のステージに立つ機会も多くなると思います。ドームのような大きな会場や海外での公演、またアーティストとのコラボレーションなども企画しているところです。特に私たちは渋谷のチームです。日々渋谷のスタジオで練習をしていますし、みなさんの街で踊ったり、おウチの近くで遭遇したりすることもあるかもしれません。ぜひSNSなどをチェックして、少しでもレジットやダンスを身近に感じていただければ嬉しいです。。
