「みるスポ!」第4回イベントレポート

【サンロッカーズ渋谷】
バスケ日本代表のダンク、3P、高速パスに大興奮!
2m超え選手たちとの交流が、夏休み最後の思い出に

プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」の「サンロッカーズ渋谷」が開催した特別な公開練習イベントに、子どもたちが参加しました。本イベントは、渋谷区が推進する新たな観戦プロジェクト「みるスポ!」の一環として、渋谷区でミニバスケットボールをプレーしている7チーム・29名の小学生プレーヤーを招待したものです。子どもたちは目を輝かせてプレーを見守り、夏休みの素敵な思い出となるサプライズも体験しました。その様子をお届けします。

シーズン開幕前の貴重なファンイベントを“街の体育館”で開催

記憶と記録に残る、8月30日の土曜日――夏休み最後の連休となったこの日は、観測史上最も猛暑日の多かった夏を象徴するように、都心では歴代5位となる38.5℃を記録するほどの暑さとなりました。
そんな気候もあり、親子で楽しめる屋内プールやトレーニング室などが充実し、区民の健康促進にとって欠かせない存在となっている渋谷区スポーツセンターには、午前中から多くの利用者が訪れていました。
しかし、午後になるとさらに多くの人々がこの施設に集まりました。皆が手にしているのは、「サンロッカーズイエロー」のウエアや応援グッズ。この日、渋谷区スポーツセンターでは、サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)がファンクラブ会員限定のスペシャルイベントとして公開練習を開催しました。

館内の入口に入るとまず目に留まるのは、あまりにも堂々と立つ推定「208cm」のボード。SR渋谷、そして日本代表でもキャプテンも務めるジョシュ・ホーキンソン選手の等身大ボードで、前を通る人々は皆、彼の顔を見上げ、身長を比べたり記念写真を撮ったりしていました。明るい性格と流暢な日本語で、近年はバラエティ番組などでも人気を集めているホーキンソン選手は、いまや渋谷を代表するアスリートの一人です。

そんなホーキンソン選手をはじめ、日本代表として活躍する206cmの狩野富成選手、22歳で8月のアジアカップでも活躍したジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手、東京2020夏季オリンピックに出場した、もう一人のSR渋谷キャプテン・ベンドラメ礼生選手や田中大貴選手など、国内トップクラスの選手が揃うSR渋谷。その公開練習が、区民の憩いの場であり、区民とともに歴史を歩んできた“街の体育館”で行われるとあって、当日はサンロッカーズファミリー(サンロッカーズ渋谷ファンの総称)が450人以上詰めかけました。


練習でも「すごい」。そのポイントを見逃さない子どもたち

館内には、体育館への入場を待つ人たちが長蛇の列を作っていました。

そんな「すごいイベントらしい」という期待感を横目に、「みるスポ!」のプロジェクトとしてこのイベントに参加したのは、渋谷区のミニバスケットボールクラブに所属している小学生プレーヤーたちです。大勢のブースターで賑わうスタンド席から、選手たちの練習を観戦しました。

「Bリーグの試合をアリーナでは、まだ見たことがない」という子どもたちも多い中、はじめて見る、しかも「TVでは見たことのある」プロのバスケ選手がコート上に登場すると、思わず座席から身を乗り出してイベントの始まりを待ち望みます。

「今日は、練習を見に来てくれて、ありがとうございました。楽しんでいってください!」

ホーキンソン選手の日本語でのメッセージでイベントが開幕し、選手たちが円陣を組むと雰囲気は一変。ついさっきマイクで話していた時よりも、さらに大きくはっきりとした声を出し、エンジン全開で練習が始まりました。

子どもたちもいきなりこの「声出し」を目撃し、「練習中ずっと大きな声を出していて、自分たちもチームでもっと声を出さないといけないなと感じました」と語るほど、強く印象に残ったようです。

バスケットボールは、シュートやドリブル、パスといった個人プレーがすぐ思いつきますが、コート上に立つ5人の連携が大切なスポーツです。試合中はなかなか時間が止まらないルールなので、オフェンスでもディフェンスでも、選手同士のコミュニケーションが求められます。東京2020では女子日本代表を銀メダルに導き、現在は男子日本代表ヘッドコーチを務めるトム・ホーバス氏も、選手に「声を出し、コミュニケーションすること」を重視するスタイルで知られています。その精神はこの日、SR渋谷の日本代表プレーヤーを中心に大いに表現され、渋谷区のミニバスケットボールのプレーヤーたちまで、しっかりと伝わっていました。

「なにげない練習中も、ずっとハイタッチをしたり、仲間に声をかけていました。ああいう応援が、いつもの練習からできると、いいプレーができるんだなと感じました」と語る子どもも。派手なプレーやプロのスキルに目を奪われているのかと思いきや、子どもたちが注目していたのは、大人でもハッとさせられるような部分だった、ということもあります。普段とは異なる経験や環境で「みる」ことに集中する時間が、新しいスポーツの楽しみ方を発見させてくれているのかもしれません。「みる」ことで生まれる感動は人それぞれだからこそ、スポーツは幅広い世代に楽しまれているのでしょう。
ビッグマンのホーキンソン&狩野選手に加え、181cmのハーパージュニア選手まで、気合の入った速攻練習をダンクでフィニッシュ! 次々と決まる好プレーに、会場のファンは大盛り上がりとなり、子どもたちも思わず立ち上がったり声を上げたりしていました。

練習とは思えないほど、ダイナミックなプロのプレー。子どもたちも「やっぱりパスが早かったのに驚きました。すごい速さで練習しているんだなって」「3Pシュートが打てばほとんど入っていて、やっぱりプロは練習では外さないんだ。それが格好いい」と、まるで試合を観ているかのような、次のプレーへのワクワクした気持ちが体育館いっぱいに充満していました。

みて、ふれあい、生まれた特別な体験の記憶は、未来へつながる

そして約90分の充実した練習が終わると、イベントでは来場されたファン全員と選手が一緒に写真撮影を行いました。一方で、子どもたちは観戦していたスタンド席から体育館のフロアへと案内されます。

なんと、サプライズプレゼントとして、選手全員とハイタッチできることに!「どれくらい大きいんだろう」「手が届くかな?」と、ワクワクしながら落ち着かない様子の子どもたちが花道を作ると、選手たちが次々にやってきて、さまざまなハイタッチのスタイルで子どもたちと交流してくれました。

「No.9 ベンドラメ礼生選手」はサンロッカーズ一筋10年目。初代新人王、通算400試合連続出場などの実績を誇る。

2025年2月には日本代表デビューを果たした「No.3 ジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手

「No.14 狩野富成選手」は恵まれた体格でゴール下を支配する次世代ビッグマン

日本でのプレーはキャリア初の挑戦となる「No.1 ドンテ・グランタム選手」

最後にやってきたホーキンソン選手に、ある子どもが「誕生日が同じなんです」と声を掛けると、立ち止まって返事までしてくれるうれしい場面も。TVで見る選手たちと直接交流できたことは、きっと夏休みが明けてすぐに友達に話したくなるような思い出になり、今後バスケットボールを続ける中で、自分の大切な記憶として残っていくかもしれません。


SR渋谷は、今年Bリーグ参戦10年目、チーム創設90周年という節目の年を迎えています。そして、来季2026-27シーズンからはホームタウンを江東区に移すことを発表しており、「渋谷」という名前を背負って戦う最後のシーズンに。応援してくれる皆さま、渋谷区の人々への感謝の思いと、勝利への強い意志の両方が感じられたこのイベントで、心を動かされた子どもたちも多くいました。

「サンロッカーズを応援しに、Bリーグの試合を見に行きたいと思いました」
「チームに、今日の経験を持ち帰りたいなと思ってます」
「自分もいつか、プロの選手になれるといいかも」

学年も、スキルも異なる子どもたちだからこそ、今日の体験から得たものは、それぞれ異なることでしょう。しかし、「みる」ことで生まれた感動や体験価値は、これからのスポーツ体験の中できっとさまざまな形で影響を与えてくれるはずです。いつの日か、そのことに本人が気づいた時、今日という日がさらに特別な思い出として心に残ることでしょう。今日のイベントは、そんな未来への種まきのように感じられました。

スポーツを通して得られる感動を、試合観戦だけでなく、多様な面からアプローチし、「すごい」と感じる瞬間、つながりを創出していくこと。そんな想いを大切に、今後も「みるスポ!」は未来を見据え、取り組んでまいります。
(写真提供:サンロッカーズ渋谷)


公開練習イベントの詳細はサンロッカーズ渋谷公式WEBにて

10年目を迎え、リーグ、そしてサンロッカーズにとっても大きな節目となる今季。
開幕節に激突するのは、“バスケ王国”の熱いブースターが駆けつける秋田ノーザンハピネッツ。
ホームである青山学院記念館での試合は今季限りとなるだけに、毎試合が必見です!
渋谷の熱をパワーに変えて、サンロッカーズを応援しましょう!

〇サンロッカーズ渋谷 2025-26シーズン開幕節
日程:2025年10月4日(土) 18:05試合開始、5日(日) 15:05試合開始
対戦相手:秋田ノーザンハピネッツ
試合情報:https://www.sunrockers.jp/lp/game_20251004_20251005/
公式WEBサイト:https://www.sunrockers.jp/
開幕戦チケット販売中!
“渋谷区”をホームに戦う最後のシーズン。悲願の優勝へ向け走り出すチームをぜひその目で!